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蜂の巣を食べる虫

  • 宮田義規
  • 2016年12月13日
  • 読了時間: 1分

カイヅカイブキを剪定中に、ボロボロになったアシナガバチの巣を発見しました。

なにやら中に虫がいます。

写真右下に小さな幼虫がいますね。

こいつが入っていました。

巣をよく見ると蛹がたくさんあって、すでにたくさんの羽化があったことが推察されます。

さて、どういうことなのでしょうか。

「ハチの巣を食べて成長する虫がいて

ハチが巣立ったあとにそいつらが来て巣を食べてしまったのかもしれない」

という仮説を立ててみたのですが、

今年2例目でとても気になったので

知り合いの樹木医さんたちに聞いてみました。

衝撃の事実です。

どうやらこの幼虫は

「ウスムラサキシマメイガ」の幼虫で

成虫が巣に卵を産み付けて、幼虫が発生し巣に侵入

最後には巣を乗っ取ってしまうようです。

怖いことに

中のハチの幼虫はすべて食べられていなくなっています。

巣自体もボロボロなので巣自体も食べるのかもしれません。

詳しいことは虫の専門家にお譲りするとして・・・

なんか、怖いものを見た

という印象です。

生き物の世界は様々な関係性で成り立っています。

なんとなく「強い」というイメージのあるハチを、ガの幼虫が全滅させるなんて

とても興味深い事例で。

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